松村北斗くんに出戻りした話
タイトルの通りなのですが、SixTONESの松村北斗くんに出戻りしました。
きっかけを一言で言ってしまうと、Jr.祭りでファンサをもらってしまったからです。
その日を境に、担当という概念についてやJr.を応援することの大変さについて毎日悩んできたのですが、最近ようやくひとつの答えに達することができた気がするので、自己満足ではありますが、今の心境をこうして文章で残しておこうと思います。
北斗くんのことをいちばん最初に認識したのは、おそらくJUMPの2009年の春コンでした。
スクラップ・ティーチャーなどでおなじみだったB.I.shadowにもうひとりメンバーが増える、という発表を健人くんから聞いた時は、正直「この子誰だろ?」と思ってました。
けれどBIはわたしの担当グループであるJUMPのバックで踊ることが多く、NYCと共にCDを出したこともあり、JUMPを応援していれば自然と目に入ってくる存在でした。
これといったきっかけはありませんでしたが、気付けば北斗くんの笑顔を追いかけている私がいました。
2009年7月の少クラで初披露されたララリラで、ワンフレーズだけ北斗くんのソロパートがあって、すごく嬉しかったことを覚えています。
今思えば、BIはとても格差のあるグループでした。
Jr.歴が長いふまけんと、入所ほやほやのゆごほくでは実力の差も大きく、歌割や出番の多さはかなり偏っていました。
それでも、悪魔な恋のメイキング等を見ればわかるように、BIはとても仲が良くて、特に末っ子である北斗くんはみんなにかわいがられていて、そんな微笑ましいBIのことがとても好きでした。
2010年1月、ジャニショでわたしは初めて自担である伊野尾くん以外の子の写真を買うことになるのですが、それが北斗くんでした。
2009年に行われた大運動会の写真だったのですが、それを見た時のことは今でも鮮明に覚えていて、まるで一目惚れみたいでした。
それまでも北斗くんのことは好きだったのですが、その写真の笑顔を見た瞬間から、よりいっそう北斗くんのことを好きになったんだと思います。
北斗くんについてはもうひとつ印象的な出来事があって、それは2011年1月のありせかコンでのことです。
初めてのアリーナ席で、通路脇のとてもステージに近い座席だったのですが、北斗くんからファンサをもらってしまったのです。
JUMPの全員がバクステに集まっていて、周りのお客さんは全員後ろを向いていたのに、私だけが目の前の北斗くんに気付いていて、大きく手を振っていたからでした。
そんな私に北斗くんは、笑顔で手を振り返してくれました。
その時の笑顔が本当にかわいくて、まぶしくて、ずっとこの子の笑顔が見れたらいいなって、そう思ってました。
いつかこの子がデビューしたら、その時は担当を名乗りたいと思っていたのです。
でも風磨くんと健人くんは、そんな北斗くんと優吾くんを置いて、遠いところへ行ってしまいました。
語弊のある言い方かもしれません、でも当時の私にはそう感じられました。
確かに格差のあるグループではあったけれど、まさか2人だけデビューしてBIがなくなってしまうなんて、大好きなWith youを取られてしまうなんて、思ってもいなくて、すごくすごく悲しかったです。
この辺りのことはとてもデリケートな話題ではありますが、北斗くんを応援していた私は置いていかれる辛さを知ってしまったけれど、JUMP担である私は置いていく辛さも知っていたので、余計に苦しかったです。
それからも北斗くんのことは好きで、Jr.の中では1番のお気に入りでしたが、今までほど熱を入れて応援することはなくなっていきました。
そこからの北斗くんの個人仕事はほとんど追っていません。
あれだけたくさんドラマにも出ていたのに、全くといっていいほど見ていませんでした。
唯一北斗くんの俳優のお仕事をリアルタイムで見たのは、劇場版私立バカレア高校のみです。
少クラだって、JUMPが出なくなってからはまともに見ていませんでした。
だからBIの北斗くんではなくなってしまった2011年秋から後の北斗くんのことは、ほとんど知らないのです。
そんな時、ずっとバカレア組と呼ばれていたメンバーにグループ名がついたと、風の噂で聞きました。
その時のことは自分がどこで何をしていたのかまでとてもよく覚えていて、なんだかとても喜ばしい気持ちだったことも覚えています。
ほとんど知らないバカレア組だったけれど、やっぱり私は北斗くんが好きで、バカレア組と呼ばれていたメンバーに、それなりの思い入れがあったんだとわかった瞬間でした。
その直後、ずっと録画だけして見ていなかったガムシャラを見始めたりして北斗くんへの好きを再認識してみたりするのですがあまりの長さに途中で挫折、それからしばらくまた北斗くんのことは忘れた生活を送ります。
久しぶりにJr.に興味を持ち始めたきっかけは、A.B.C-Zでした。
紆余曲折あって2017年2月よりA.B.C-Zを応援し始めた私は、ブルーレイで映像が残っている約6年分の少クラを一気に見返していたのですが、それを見終える頃には、当たり前ですがすごくJr.の知識が増えてしまっていたのです。
そんな私が次に思ったことは、「あ、ガムシャラ見返そう」でした。
ガムシャラで見る北斗くんは、BIの頃の北斗くんとは全然違ってて、でも時々見せる無邪気な表情とかが昔のまんまで、かわいさを持ったままかっこよくなっていて、こんなに大きくなってるなんて聞いてない!って戸惑いと共に、好きの気持ちがどんどん大きくなっていくのを止められませんでした。
Jr.祭りに参加したのは、そんな時でした。
現場に行って生で見ると、この人のことをこれからも応援したいと思うかどうかはその時にわかると思っています。
だから私はとても緊張していました、もしかしたら私はJr.担になってしまうのではないかと怖かったのです。
だってその時すでに北斗くんへの好きが抑えきれなくて、うちわだって北斗くんの名前の手作りうちわだし、ペンライトだって白色だし、服装だって黒のワンピースだし、どう考えても北斗担にしか見えない見た目でした。
そうして迎えたJr.祭り、わたしは再び、北斗くんからファンサをもらってしまったのです。
北斗くんは真剣な表情で私のいる辺りを指差してくれ、「え、私?」と自分を指差した私に対して、もう一度力強く指を差してくれました。
もしかしたら、違う人に向けてしたファンサだった可能性もあります。
でもその時の私は舞い上がってしまって、六年前に北斗くんからもらったお手振りが一気にフラッシュバックして、本当に幸せだったんです。
帰ってからもずっと幸せで、でもJr.祭りが終わってしまったことが苦しくて、ひたすらガムシャラの続きを見て寂しさを紛らわしていました。
ダブルダッチで二年連続リーダーを務めた北斗くんの成長ぶりや、それでも泣き虫なところは変わらないことを知ってしまうと、もう北斗くんへの好きは高まるばかりで、担当にしたい、北斗くんの担当を名乗りたい、そんな思いでいっぱいでした。
担当という概念について悩み始めたのはその頃でした。
その時の私は伊野尾担と丸山担と五関担のかけもちと名乗っていて、Jr.もゆるく応援していますというスタンスでした。
でも、Jr.祭りに行ってから、自分の好きの気持ちがわからなくなって、どういう基準で担当を名乗ればいいのか混乱してしまったのです。
北斗くんを担当したい気持ちはありました、でも北斗くんがデビューするまで担当を名乗りたくない気持ちもありました。
それはどうしても北斗くんにデビューという夢を叶えてほしかったからです。
でもこんなに好きな北斗くんのことを担当しないのに、こんなにたくさんの担当をかけもちしていていいのか?と悩みました。
悩んだ結果、担当は伊野尾くんのみ、同時に丸山くんと五関くんとJr.を応援、という形に落ち着きました。
北斗くんをまた好きになって、でも結局、北斗くんを担当しないことに変わりはありませんでした。
だけど変わったこともあって、とりあえず北斗くんの出演していたドラマを全て見ました。
ほとんど全部見ていませんでしたが、ほとんど全部録画はしてありました。
それから少クラも見返しました。
A.B.C-Zを好きになった時に見返した6年分の少クラを、北斗くん出演シーンを中心にもう一度見ました。
Sexy ZoneのDVDを買ったり、JUMPのDVDを見返したりもしました。
手に入る映像をほぼ全部見て、すっぽり抜けていた6年間の北斗くんを見て、やっぱり好きだと思いました。
心のどこかで、私は今でもBIの北斗くんを引きずっていて、BIじゃなくなった北斗くんのことを本当に好きなのかどうか疑問に思っていたのです。
SixTONESというグループにも少し不安がありました。
バカレア組にグループ名がついた時には確かに嬉しかったけれど、私は彼らのことをほとんど知らなかったし、メンバー同士がどんな関係なのかもよく知りませんでした。
BIの北斗くんではなく、SixTONESの北斗くんを本当に応援できるのかどうか、わからなかったのです。
でも北斗くんの映像を見るたびに、いつどんな北斗くんも、私の心に入り込んで胸を苦しくさせました。
今の北斗くんを応援したい、SixTONESの北斗くんを応援したい、素直にそう思えるようになりました。
SixTONESには大きくなってほしいと、そう思いました。
今の北斗くんにBIの記憶を押し付けるのではなく、昔のことはいったん胸の中にしまっておいて、新規として今の北斗くんを応援しようと思っています。
なんのしがらみもない新規としてなら、何も考えることなく、ただ楽しく北斗くんのことを応援できると思うのです。
だから、私は北斗くんのことを担当しないし、北斗くんを応援し始めたばかりの新規として生きます。
少なくとも北斗くんがデビューするまで、きっとそれは変わらないです。
北斗くんは、いつか絶対デビューできる人だと信じているからです。